以前ハーフラックサイズで大好評だったTube PACがTube MP/Cと変身して登場。ローカット・フィルターの追加など、以前より更にパワーアップしています。
Tube MP/Cは、真空管プリアンプ、コンプ・リミッター、DIボックスです。
このコンパクトなボディの中には、真空管アナログ・プリアンプと真空管オプチカル・コンプレッサー、2つの回路があります。
本機はソリッドステートと真空管技術のハイブリッド設計で、非常に低ノイズです。
コンプレッサー回路をバイパスして使用することもできます。
プリアンプ回路には12AX7A真空管があります。ゲインを更に20dB加えることもでき、真空管をオーバードライブされられます。
これにより様々なサウンドに真空管のゲインを加えることができます。
コンプレッサー回路はVCAではなくオプチカルと真空管を合わせた回路です。
コンプレッサーはソフトニーです。
リミット・モードにすればサウンドはより圧縮されますが、透明感があり音楽的にダイナミクスをコントロールできます。
オプチカル&真空管の回路は、VCA回路のコンプレッサーに比べ、ノイズが少なく大きな圧縮の効果があります。
これにより、ごく自然なコンプレッション効果を得られます。
特徴
・80dBゲイン・アップ可能なチューブ・マイク/ライン・プリアンプ
・厳選した12AX7真空管を使用
・オプチカル・コンプレッサー回路
・コンプレッサーはバイパス可能
・1/4”TSアンバランスとXLRバランス入出力
・トランスでアイソレートしたXLR出力
・ライン/楽器の出力レベルを選択可能
・真空管の動作、ゲイン・リダクション、出力レベル
・を表示するLEDメーター
・+48Vファントム電源
・位相反転スイッチ
・リリース・タイムは選択可能
・90dB以上のダイナミック・レンジ
・カスタム・アルミニウム製シャーシ
仕様
入力端子:XLRバランス or 1/4”アンバランス
入力インピーダンス:1MΩ(1/4”入力端子)、5KΩ(XLR入力端子)
出力端子:1/4” アンバランス、XLR バランス(トランス・アイソレート)
出力インピーダンス:600 Ω(XLR)、300 Ω(1/4”)
周波数特性:30 Hz ~60 kHz ± 1 dB バランス出力、20Hz ~60kHz ±1dB 1/4” 出力
最大ゲイン:+80 dB(バランス入出力)+64dB(アンバランス入力、バランス出力)
THD:<0.1% @ 1k Hz
CMRR:>60 dB @ max gain
EIN:-128 dBu typical (”A”wtd.、Shorted XLRバランス入力、gain @ max)
最大入力レベル:アンバランス(Inst)=+15 dBu、バランス(mic)=+10dBu
最大出力レベル:+19dBu(Line モード)
ファントム電源:スイッチで選択、+48V DC、フィルター、カレントリミテッド
真空管:ハンドセレクト12AX7A
コンプレッサー・スロープ:2.3:1(コンプ)/11:1(リミット)
アタックタイム:<1ミリ秒(リミット)、20ミリ秒(コンプ)
リリースタイム:150ミリ秒(Fast)、20ミリ秒~3 秒(Auto)
ローカットフィルター:-3dB @ 70Hz, 6dB/Octave
ケース:アルミ、両サイドにラバー
電源:9VAC@1000mA アダプター
寸法:44.5×150×165mm
重量:820g
Note:0 dBu = 0.775Vrms