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Strandbergはスウェーデンに拠点を置くカスタムギターブランドで、機械工学系のエンジニアの出身であるギタービルダーの”オーラ・ストランドバーグ”がその製品デザインを行っています。“エルゴノミック・ギター・システム”と名付けた、人間工学に基づいたギター製作を行っており、ここ数年徐々に勢いを増している新興ブランドの１つです。7弦や8弦などの多弦ラインナップも充実しており、メタル系～ジャズ系まで幅広い層のギタリストから絶大な指示を得ています。
今回は話題沸騰の本ブランドのその独自の機構をご紹介いたします！



軽量かつコンパクトなボディ
ボディ内部がチェンバー加工されたホロウ・ボディになっているため、なんと3kgを下回る軽量さを実現！また、ヘッドレスな事もあって非常にコンパクトです。ヘッド落ちもせず取り回しも良い事から、ステージを動き回るライブ演奏の際などに最適です！
また、座ってギターを平行に構える場合や、クラシック・ギターのようにやや垂直気味に構える場合の両方でしっかりと安定するようにボディ1弦側には2つのウェストが設置されています。 このように非常にユーザーフレンドリーなボディ設計もStrandbergの魅力の１つと言えるでしょう。

エンデュアー・ネック



Strandbergのギターは全て、”エンデュアー・ネック“と呼ばれる独自のネック・グリップを採用しています。このネック・グリップは通常のギターの丸みを帯びたU字型の形状ではなく、台形の様な形をしています。また、ハイポジションに向かうに従ってグリップの頂点が徐々に6弦側から1弦側に移動していく左右非対称な形状となっています。（実際に触ってみないと想像が付き難いかもしれませんが・・・）
これによって、ハイポジションへ移動する際の左手の動きが非常にスムーズになります。また、多弦モデルの場合、他の多くのギターではハイフレットでの演奏が困難になりがちですが、この独特な形状によりストレスのない演奏を実現します。

ファン・フレット・システム



このギターの最大の特徴はこのファン・フレット・システムでしょう。指板に対して扇形にフレットを打込むことで各弦を異なるスケールにすることを可能にしています。これにより各ポジションで非常に安定したピッチを実現しています。また、低音弦に行く程スケールが長くなっていくため、テンション感のあるクリアな低域を得ることができます。Strandberg使いに多弦プレイヤーが多いのもうなずける仕様ですね！

いかがでしょうか？そろそろ段々とStrandbergに興味が出てきた頃ではないでしょうか！？（笑）
斬新すぎるルックスのせいで色物扱いされがちな本ブランドですが、Strandbergのギターにはまさに革新と呼びうる魅力的な機能がしっかりと詰まっています。
是非一度店頭でお手にとってみてくださいね！