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『VIENNA KONZERTHAUS ORGAN』は、サンプリング・ライブラリとしては初めて教会ではなく"コンサートホール"でレコーディングが行われたパイプオルガン・ライブラリであり、それゆえにオーケストラ演奏に違和感なく溶け込める音色となっています。
当然ながら、本作はVSLシリーズとして初めて「Silent Stage」以外でレコーディングを行ったライブラリとなりますが、開発中のMIRリバーべレーション&ミキシング・エンジンにおいて要となるインパルス・レスポンスが全く同じになる"スペース"で収録を行っていますので、VSLシリーズ全体に一貫しているサウンド・コンセプトから外れることはありません。何を隠そうこの"スペース"とは、1913年にあの有名な「Rieger Organ」が設置された、由緒ある偉大なコンサートホール「Wiener Konzerthaus」のことです。
本ライブラリは14GB(ギガバイト)に及ぶステレオサンプルを収録しており、38ストップの手鍵盤(3段)と、18ストップの足鍵盤をカバーしています。VIENNA INSTRUMENTSのユーザーインターフェース上では、この素晴らしいインストゥルメントの柔軟性はそのままに、これらのストップを結合して独自のレジストレーションを保存&使用することが可能です。また、本ライブラリが予め用意しているレジストレーションは、オルガンのエキスパート達を招いて作成しているものなので、最も重要かつ最高の組み合わせであることをお約束いたします。
もちろん、これらのレジストレーションもユーザーの好みに合うように簡単に編集/調整することが可能です。その他にも、各レジスターのバルブ音や、2分長のルームノイズ、ウィンドチェスト(風箱)のアイドリング音なども収録していますので、演奏に更なるリアルさを付け加えることが可能です。
数年ほど前、「Rieger Organ」にMIDIテクノロジーが備わったことを受けて、VSLチームは新しいレコーディング&エディット方式を開発しました。MIDIノートは非常に正確に長さを定義できるので、VSLチームは、ショートノートとロングノートから生じる残響を区別することに成功したのです。これは重要なことです。いくつかのランクでは完全に発音するまで最長1秒かかるので、ショートノートのリリースサンプルはロングノートのものとはかなり違って聞こえるということになります。また、構成されているMIDIデータを使えば、各フルー管に対する正確なレーテンシー動作も再現できるようになります。異なるレーテンシーは、フルー管の空間的配置も表現します。そしてこれが、このオルガンが生み出す3D立体感がなぜこんなにもリアルであるかというもう一つの理由です。
※本製品をご登録(レジストレーション)するためには、事前に最低でも1つのVIENNA KEY(別売)もしくはeLicenser キー (Steinberg Keyなど)をVSLユーザーアカウントに登録する必要がありますのでご注意下さい。