【製品概要】
PreSonusのSW5E AVBは、ロッキング機構付きXLR Ethernet端子5基を提供するAVBスイッチ。
堅牢な筐体のSW5Eは、ライブ・サウンド・システムに特に優れた選択肢であり、4基は電力供給を可能とするPoE対応です。
ネットワーク・リンク/アクティビティ・インジケーターにより、ネットワーク・データのフローも常に目視で確認できます。
■AVBネットワークとは?
オーディオ・ネットワーク接続は、単にデジタル・スネークを接続する手段にとどまりません。
AVBネットワークを使用して、CAT5eまたはCAT6 Ethernetケーブルを使用してデジタル・オーディオ・デバイスを長距離接続し、ネットワーク上のあらゆる場所で超低レーテンシーでオーディオをルーティングできます。
AVBは、オーディオにとって他のネットワーク・プロトコルに比べてより良い選択となるさまざまな利点を提供します。
例えば、AVBは高精度クロックを提供することで、ハーモニック・ディストーションやフェージングを大幅に低減させオーディオを明瞭かつクリーンに保ちます。
また、AVBは低レーテンシー・オーディオを伝送するために十分な帯域幅を予め確保します。
つまり、同じネットワーク上でネットサーフィンしていても大丈夫なのです。
これらの重要な利点は、AVBだけの特徴です。
■PoE:ネットワーク・デバイスにリモートのパワーを提供
PoE(Power over Ethernet)は、ネットワーク・ケーブル経由での電力供給を可能とするテクノロジー。
PoEなら、デジタル・オーディオなどのネットワーク・データと電力の両方を1本のケーブルで伝送できます。
PoE互換デバイスは、ローカルの電力源を必要としないため、Ethernetケーブルを使用できる場合であればどこでも設置できます。
SW5Eのポート5基の内、4基がPoE機能を搭載しています。
PoE非対応の1基は、より大きなネットワークを作成する際の追加スイッチへのリンクに理想的です。
■ライブ・サウンド用のタフな設計
ライブ・サウンドでの機材への負担は強く、ネットワークに障害が生じると、ライブが台無しになってしまうこともあります。
だからこそ、SW5Eは苛酷なライブ・サウンドに耐える設計となっており、毎回信頼できるパフォーマンスを提供。
堅牢なロッキング機構付きXLR Ethernetコネクターに加え、SW5Eには頑丈なフルメタル製シャーシが使用されており、ラック・トレイ(別売)を使用したラック・マウントも可能となっています。
また、標準IECコネクターを備えた内部電源を搭載しており、抜け落ちてしまいやすい直接差し込み型のアダプターは使用していません。
■StudioLiveのネットワーク・ソリューション
StudioLiveデジタル・ミキサーと使用する際、SW5E AVBスイッチは多数の優れた機能を提供します。
SW5Eを使用して、複数のStudioLive Series IIIコンソールをネットワーク接続したり、StudioLive AIシリーズ・コンソールやStudioLive RMLシリーズ・ラック・ミキサー(ステージ・ボックスとして)に接続できます。
SW5Eをネットワークの中心に据えることで、StudioLive RMLシリーズ・ラック・ミキサーをStudioLive CS18AIコントロール・サーフェスと接続することができます。
さらに、2台のStudioLive RMLシリーズ・ミキサーをカスケード接続し、SW5Eを使用してAVBネットワーク接続することで、より大きなシステムを作成できます。
また、SW5Eを使用して、PreSonus製以外のAVB対応機器を接続することもできます。その製品がAVB要件に互換していれば、SW5Eにも対応しています。
【製品仕様】
AVBポート:ロック機構付きXLR Ethernet5基
PoEポート:4
PoE対応:IEEE 802.3at-2009(タイプ1)
動作帯域幅:10 / 100 / 1 Gigabit
フロントパネル:アクティビティLED 5基、PoE有効LED 4基
電源:100~230V、50~60Hz、65W
外寸:44 x 217 x 178 mm