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【製品概要】
DELIA(デリア)は、Melbourne Instruments NINA のモーター駆動式コントロール・パネルとボイス・アーキテクチャにインスパイアされ開発されたバイティンバー・ポリフォニック・シンセサイザーです。
49 鍵のベロシティ & アフタータッチ・センシティブ・キーボード、新設計のマルチモード・アナログ・フィルター、ハイパス & ローパス・レゾナンス・コントロール、3 ステージ・オーバードライブ、無限の可能性を秘めたモジュレーションなど、多くの新機能を備えています。
アナログとデジタルの強力なコンビネーション
トゥルー・アナログ・フィルターとバーチャル・アナログ・モデリングを備えた DELIA は、オーバードライブ可能なアナログ・ラダー・フィルターのサウンドを損なうことなく、バーチャル・アナログ・オシレーター、ウェーブテーブル、ハイパス・フィルターなどをデジタルで制御します。この強力な組み合わせは、DELIA 独自の 12 ノート・モードによって発揮され、6 つのフィルターに 12 個のオシレーター・バンクを使用することで、サウンドを損なうことなくボイス数の制限を解消し、DELIA のバイティンバー機能を最大限に引き出します。
ディスクリート・マルチモード・フィルター
DELIA の真のアナログ・ローパス・フィルターは、サウンド・エンジンの心臓部であり、暖かく、豊かで甘美なサウンドから、恐ろしくアグレッシブなサウンドまで、多彩に展開します。ハイパス・モデルのラダー・フィルターも備えており、バンドパスとノッチ操作にリンクできます。12 dB と 24 dB のスロープと、ハイパス/ローパスの個別のレゾナンス・コントロールにより、サウンドを形作る際の自由度が広がります。
アナログ・ローパス + デジタル・ハイパス・フィルター
DELIA は、3 つの設定を備えたマルチモード・フィルターを搭載しています。ハイパスとローパスのカットオフ周波数は、2 つのノブで個別にコントロールされるため、全体でハイパス、ローパスあるいはバンドパスとして動作します。ハイパス / ローパスで個別に設定可能なレゾナンス・コントロールによって、人間の声のようなフォルマントを作成したり、ユニークなサウンドを自在に形成することができます。LINK 機能を使用すると、ハイパスとローパスのカットオフ周波数の相対位置を固定することができ、手動でノブをコントロールしたり VCF エンベロープやその他のモジュレーション・ソースを使用してコントロールした場合でも、一定幅のバンドパスとして動作します。
DELIA のフィルターは、ボイスごとにアナログ・セクションとデジタル・セクションを備えています。アナログ・フィルターは、伝統的なディスクリート・トランジスタ・ラダー・フィルターを採用しており、24dB または 12dB のスロープを選択できます。フィルターの前段にはアナログ可変オーバードライブ回路が備えられており、サウンドを歪ませてアグレッシブな質感を加えることができます。
ハイパス・フィルターは、24dB ラダー・フィルターをモデリングしたデジタル・フィルターです。最も一般的な解析方法である Ebers-Moll のトランジスタ・モデルを採用しています。これにより、オーバードライブ・レスポンス、レゾナンス、自然なフィルター・スウィープなど、アナログ回路のレスポンスとほぼ完全に一致します。
モーター駆動式コントローラーによる革新的なモジュレーション
モーター駆動式コントローラーの革新性は、パッチのリコールとモーフィングに留まりません。
MOD モードでは、モジュレーション・マトリクスの設定を素早く簡単に行うことができます。パネル下側の 20 個のボタンのいずれかを押してモジュレーション・ソースを選択すると、すべてのノブの位置が自動的に切り替わり、現在割り当てられているモジュレーションのアマウントがノブの位置によって示されます。複数のモジュレーションやスロットを使用していたとしても、ソースやデスティネーションを切り替えるたびにパネルを微調整する必要はありません。
LFO でオシレーターのパルス幅を変調する、アフタータッチでフィルターのカットオフを開閉する、モジュレーション・ホイールでエフェクトのセンド量を調節する...など、ほんの数秒でこれらのアイデアを実現でき、思いついたサウンドを瞬時に形にすることができます。
DELIA は、ソフト・シンセの柔軟性とハードウェア・シンセの直感的な操作性を併せ持つ、流れるようなワークフローを提供します。
モジュレーション可能な MORPH パラメータ
DELIA の MORPH 機能を使用すると、2 つのサウンド間をモーフィングすることができ、他の方法では得ることのできないサウンドを発見することができます。MORPH ノブを回すことで、モジュレーション・マトリクスを含むパッチ A とパッチ B 間の全パラメータを滑らかに変化させることができます。これにより、パッチ A でもパッチ B でもない、まったく新しいサウンドを即座に生み出すことができます。また MORPH はモジュレーション・マトリクスのデスティネーションとして指定できるため、アフタータッチ、モジュレーション・ホイール、エクスプレッションを使用して、よりクリエイティブな演奏を行うことができます。
さらなる強力な機能
DELIA は、クアドラント・アナログ VCA、パッチ・モーフィング、デジタル・エフェクト、デジタル・ウェーブテーブル・オシレーターなど、高い評価を得ている NINA の多くの機能を継承しています。これらの機能に加えて、シーケンサーのフレーズ・ルーパー、オーバーダビング機能や、お気に入りのエフェクト・パラメータを割り当て可能な MACRO コントロールなどの新機能が追加されています。
バーチャル・アナログ・オシレーターは NINA のディスクリート回路をモデリングし、クロス・モジュレーションを追加しています。強力なサウンド・エンジンと無制限のスロットを備えたモジュレーション・マトリクスによって生成できるサウンドはほぼ無限と言えるでしょう。
また DELIA には、サウンドに彩りを加える 2 系統のデジタル・エフェクト・プロセッサーが搭載されています。ディレイ、コーラス、リバーブの 3 種類のステレオ・エフェクトを備えており、直列または並列に配置することができます。
DELIA は 127 プリセット x 127 バンクの最大 16,000 以上のプリセットを保存することができます。メモリやスロットの不足によって創造性が制限されることはありません。
あらゆる操作を視覚的に表示する高解像度 LCD ディスプレイ
DELIA には、あらゆる操作を視覚的に表示する高解像度 LCD ディスプレイが備えられています。複雑な階層メニューを可能な限り排除しており、パネル上のノブやボタンを操作するとディスプレイの表示が即座に切り替わります。また、サウンドメイクに役立つスコープやウェーブテーブル・ビジュアライザーといった機能も用意されています。
【製品仕様】
ボイス・アーキテクチャ
■トゥルー・アナログ・フィルターとステレオ VCA
■各ボイスに4基のオシレーター
■モデリングされたバーチャル・アナログ VCO、ウェーブテーブル、ノイズ / XOR / Aux
■12 ノート・モードを備えた 6 アナログ・ボイス回路
■無制限のモジュレーション・マトリクス:20 ソース x 40 デスティネーション
■波形の選択可能な 3 基の LFO:サイン波、三角波、矩形波、上昇ノコギリ波、下降ノコギリ波、ランダム
■3 基のエンベロープ:VCA、VCF、AUX
コントロール・パネル
■プリセット・リコール:選択したプリセットのノブの設定位置を瞬時に呼び出し可能
■ノブ、ボタンを使用して各パラメータを直感的に調節可能
■素早いエディットが可能なモジュレーション・マトリクス設定
■レイヤー・リコール:選択したレイターのノブの設定位置を瞬時に呼び出し可能
■マルチ LFO、エンベロープ、フィルター設定など素早い切り替えが可能
■エフェクト・レベルと割り当て可能なマクロ・パラメータ
■「INIT」でプリセットを瞬時に初期化
マルチモード・フィルター
■アナログ・ローパス・ラダー・フィルター
■3 ステージ・アナログ・オーバードライブ
■バーチャル・アナログ・ハイパス・ラダー・フィルター
■ハイパスとローパスのレゾナンスを個別にコントロール
■LINK モードによりバンドパス / ノッチ・フィルターとして使用可能
■ローパス・フィルターのスロープは 12dB および 24dB から選択可能
エフェクト
■2 系統のエフェクト・プロセッサー:並列または直列に配置可能
■ステレオ・デジタル・エフェクト:クラシックなプリセット・アルゴリズムを持つ、ディレイ、コーラス、リバーブ
モジュレーション
■豊富なモジュレーション・マトリクス:20 ソース、40 デスティネーション、無制限のスロット
■モーフィング可能なモジュレーション設定
■MOD モードによる素早いエディット:パネル上のボタンでソースを選択し、ノブでアマウントを設定
■すべてのモジュレーション・アマウントはバイポーラ設定可能
■モジュレーションのデスティネーションとして MORPH を選択可能
パッチ・モーフィング
■パッチ A と パッチ B をモーフィングして新しいサウンドを作成
■モジュレーション・マトリクスを含む、各パッチの全パラメータをモーフィング
バイティンバー・レイヤー
■A/B MORPH と組み合わせると 2 レイヤーで 4 種類のサウンド
■個別の MIDI チャンネルと音域でコントロール可能
■各レイヤーのボイス数は自由に設定可能
■レイヤー間の音域をリンクさせることで、キーボードのスプリットやスタックを素早く実行可能
ステップ・シーケンサーとフレーズ・ルーパー
■16ステップのプログラマブル・ポリフォニック・シーケンサー
■オーバーダビング / レイヤリング機能付きフレーズ・ルーパー
■シーケンスとループはプリセットに保存、呼び出し可能
【接続】
オーディオ出力
■アサイン可能なラインレベル出力 x2
■エフェクト付きステレオメイン出力
■ヘッドフォン出力
オーディオ入力
■TRS バランスラインまたは CV 入力 x2
■CV 入力は最大 ±10V アナログ・ゲインおよびオフセットを調節可能
デバイス接続
■USB-A Host ポート x2
■DAW 接続用 USB-C デバイス x1
MIDI
■MIDI IN/OUT/THRU
コンピューター
■Elk Audio OS を搭載したパワフルな Raspberry Pi 4 上に構築された、ハック可能なオープンソース・ソフトウェア
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※製品の仕様・性能、外観、付属品、価格、発売日等は予告なく変更となる場合があります。