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【製品概要】
英国のコンソール・ブランド「audient」は、クリエイターの集中力を損なわせないシンプルな操作性と最高のオーディオ品質を同時に提供するオーディオ・インターフェース「iD22」を完成させました。iD22にマイク、コンピューター、モニターを接続するだけで、あなたのDAWはワールドクラスのレコーディング・スタジオと同等のシステムに変貌します。
■2-in/6-out + ADAT i/o
■高性能24-bit/96kHz AD/DA コンバーター
■2系統のclass-Aマイク・プリアンプ
■1系統のディスクリートJFET楽器入力
■アウトボードの接続が可能なバランス端子のインサート入出力
■独立DACによる高出力のヘッドフォンアンプ
■モニターMIX用の低レイテンシーDSPミキサー
■メイン出力/サブ出力 切替え可能なステレオ出力
■ユーザーによるアサインが可能なハードウェア・コントロール
■USB2.0対応
【製品特徴】
■気鋭のコンバーター・テクノロジー
iD22には2系統のアナログ入力、6系統のアナログ出力が搭載されています。これらはクラス最高の音質を実現する24-bit/96kHzコンバーターでドライブされています。最適なパーツ選択と回路の研究を重ね、リスニングテストを繰り返して、そのパフォーマンスを完成しました。結果、「シャープなステレオ・イメージ」、「明確なディテール」、「スピード感ある低域 & スムーズな高域」と、素晴らしいサウンドを実現に至りました。
ワールドクラス・マイクプリ
iD22には、全世界で50,000チャンネル以上使われている audient コンソールと同じマイク・プリアンプが2基搭載されています。マイク・プリアンプ回路にはICチップを使用せず、ディスクリート・トランジスターを採用しています。それにより、クリーンで音楽的に豊かなキャラクターを生み出すClass Aのフロントエンドを実現しました。
このように、iD22には最高のレコーディング・パフォーマンスを提供できるベストなマイク・プリアンプが搭載され、どのタイプのセッションでも素晴らしいサウンドを提供してくれます。
さらに、レコーディングに重要な機能として、pad、コンデンサーマイク用ファンタム電源、低域をカットするハイパス・フィルター、位相スイッチが両チャンネルに搭載されています。また、チャンネル2には、ギターやシンセサイザーを直接入力できるJFETディスクリートDI入力も備えています。
■必要に応える機能拡張
iD22は2 in/6 outのインターフェースにとどまりません。ADAT&SPDIFの両信号をサポートするオプティカル入出力によるチャンネル拡張が可能です。例えば、ドラム録音の様な場合は、audient ASP008/8chのマイクプリを接続し、10ch入力が用意できます。また、お気に入りのデジタル対応アウトボード(リバーブ等)を接続する場合は、SPDIFにステレオ接続することも可能です。これらの入出力は、付属のソフトウェア上でのルーティング機能からも、iD22は柔軟で便利なデスクトップ・パッケージであると確信しています。
■バランスインサート端子
2系統のバランスインサート入出力は、AD変換直前にお気に入りのコンプレッサーやEQを接続することができます。また、RETURN端子にプリアンプ等を接続するとAD/DAに直接入力されるため、iD22のプリアンプを通らない純粋なADコンバート信号のみを録音することもできます。
■コンソールスタイルのモニター・コントロール
iD22のモニター・コントロール部には「モノラル切替え」「位相切替え」「dim」「カット」「ALT(スピーカー切替え)」「トークバック」「cue mixモニタリング」等、大型コンソールと同様の機能を搭載しています。それらの豊富な機能によって、iD22はスタジオのハブ機として活躍できる機能を十分備えています。
また、トークバック機能は、付属のソフトウェア上で任意の入力信号をトークバックにアサインして、cue mixに送る事が可能です。
■コントローラー・サーフェスのカスタマイズ
音楽製作に集中している際、本機は各機能の操作が簡単にできるように注意深くデザインされています。本体コントロール面のファンクション・スイッチ(F1~F3)に、インスタント・アクセスしたい機能を割り当てる事ができます。例えば、トークバックをオン/オフにする度に毎回画面を切り替える面倒な操作が不要になります。
アルミニウム製の大型コントロール・ノブや独立したDIMやCUTスイッチは、大型コンソールの使い勝手を知っているプロの方々に、同じようなフィーリングと操作性を提供してくれます。
■独立回路のディスクリート・ヘッドフォン出力
iD22は、接続するヘッドフォンのインピーダンスの影響を受けにくい、ディスクリート高電流型ヘッドフォン・アンプを搭載しています。ヘッドフォン出力用に独立したDACを設け、非常に高い音質を確保しています。
・ダイナミックレンジ:114dB(A-weighted)
・THD+N @ -1dBFS (1kHz):<0.0008% (-101dB)
ヘッドフォン出力へ送る音声は、「iDミキサー」のソフトウェア上でアサインします。
iD22本体には、ヘッドフォン出力をコントロールするための専用ノブが搭載されており、エンジニアのリファレンスやレコーディングをするミュージシャンのモニター以外にも、Y字ケーブルを使用してスピーカー接続として使用することも可能です。
■低レイテンシーのミキサー
シンプルなミキサー・ソフトウェア
iD22内のルーティング、ミックス、スイッチのアサイン等は、全て付属のソフトウェアから操作できます。本当に必要な機能だけを抽出し、簡単で素早く操作できるようデザインしました。大型のコンソールと同様の方法でチャンネル名を付けることも可能です。 一目して状況が把握でき、快適な音楽製作が楽しめます。
■頑丈な筐体
アルミ素材ノブ、スイッチ 類パーツへのこだわり
iD22の筐体はすべて金属製で、大型ノブもアルミ素材を採用しています。トグルスイッチにも良質なパーツを使っており、多くのスタジオ・セッションやライブでも安心してお使いいただけます。
【高音質の理由:ADC/DACチップ、ヘッドフォン・アンプ、電源部】
■AD/DAセクション
iD22は、Burr-Brownの中でも最高クラスのPCM4220をADCチップに使用しています。ダイナミックレンジは123dB、A-weighed計測時でも120dBに達します。その音像は、力強く、大きく、限りなくナチュラルです。更に、シグナルのクリップをリミッティングするという使い方も可能です。例えば、レコーディング音源をあえてAD段でクリッピングさせ、音圧を稼ぐ使用方法でも好結果を得られるでしょう。さらに、ADCのフロントエンドには最新型のNJM8080Gオペアンプを採用し、超ローノイズで素晴らしいパフォーマンスを実現しています。
Burr-Brown PCM1798 DACも、最上クラスのDACチップの一つです。PCM1794(Texas InstrumentsとBurr-Brownが製造するチップ)も試しました。確かに、スペックシート上ではそちらのほうが僅かに優れた特性を持っていますが、我々の設計に於いてはどちらも結果は変わりませんでした。IVコンバーターのオペアンプにはADC部と同じNJM8080Gを採用しました。デジタルボリュームコントロールが使われたバランス・アウトは、非常に明瞭なサウンドを聴くことができます。回路上に余計なシグナル・パスは追加されていない為、DACからバッファ/ラインドライバーを通ったピュアなサウンドが出力されます。
また、水晶発振によるアナログ/デジタルの2ステージPLL方式クロック・ジェネレーターにより、ステレオ・イメージを安定したオープンな状態に保ちます。
このiD22は、最高品位のパーツと長年練り上げた回路設計によって、素晴らしいパフォーマンスを届けてくれます。ハイエンド機器と十分に競り合える性能には驚かれることでしょう。現在、市場で手に入るどのコンバーターよりもプライス・バリューが高いことは間違いありません。例えば、AD/DA界の最高峰モデルとして有名なUK-P社のAD/DAコンバーターと比較した場合、A/D部にCS5381、D/A部にCS4398チップを使用するなど確かに素晴らしい製品です。しかし、価格面では3~4倍ほどiD22よりも高価格です。P社が唯一、ADC/DAC の性能がiD22に拮抗していますし、ベンチマークテストの結果は非常に優秀でした。
■高音質ヘッドフォン・アンプ
ヘッドフォン・アンプにも、PCM1798が専用で使われています。IVコンバーターの仕様も前述と同様です。出力ドライバーには、プッシュ・プルのクラスA-Bディスクリートトランジスター回路を採用しています。32-600 ohmのインペーダンスのヘッドフォンでも、同様にドライブできる最適な特性を得ました。
■電源部
iD22はアダプターサプライ電圧から内部昇圧され、±14V、5V、4Vの独立3電源が本体内でそれぞれ用意されています。±14Vはラージ・コンソールと同じマイクプリに必要なレンジの回路電圧です。5V、4Vの電源はローノイズ・レギュレーターへ送られ、コンバーターの正確なリファレンス・ボルテージとして供給されます。これによって、常に安定したコンバージョン動作を行うことができる訳です。iD22の高音質を引き出すために、充実した電源部は必須なのです。