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【製品概要】
42B は米国 RCA44BX、イギリス COLES4038 などと並び大型リボンマイクとして1960年代後半まで製造され、フランス国営放送局、ラジオ、レコーディングスタジオで広く使用されました。
1950年ではあのエディット・ピアフ、イブモンタンなど名だたる歌手が現場で使用し、U47などと並び定番マイクとなっていました。その音色はビッグリボンならではの存在感、フランス製ならではの色気もあり特徴的でした。
放送局準拠で使われていたため、1960年代にもなればフランス・ギャル、シルヴィ・バルタン等の数々の有名歌手の収録に使われたであろうことは想像に難くありません。
アナログ・ヴィンテージ機器をメインに据えたフランス西部に位置する Kerwax Studio では長年の間、オリジナルの Melodium 42B を使用してきました。
この素晴らしいマイクは Kerwax Studio の個性ある独自のサウンドをクリエイトするために役立ってきました。
そして人々がオリジナリティあるサウンドを生み出せるべく、ついにこの素晴らしいマイクは Kerwax Studio によって再生産されました。
まず何十年にも渡ってすっかり忘れ去られた Melodium の商標の購入から始めました。そして丹念に研究しオリジナルを分解解析して新しいバージョン、Melodium 42Bnを作りました。
Melodium 42Bn はその直接の先祖である Melodium 42B を忠実に再現した新しいマイクです。 オリジナルである Melodium 42B は1940年代後半から1960年代にかけて生産されました。
このマイクはいくつかの点において非常に有利なポイントがありました。まずリボンが当時のマイクの中でも最大級に大きかった事です。
マイクの心臓部は巨大な4つのアルニコ磁石によって構成されており、発生したシグナルはカスタムの昇圧トランスによってインピーダンス変換され出力されます。
トランスはただ単なる出力装置ではなくパッシブのフィルターとしての役目もありました。
Melodium 42B は当時の米国製やドイツ製のマイクと比較されることが多く、現在ではほとんど必要のなくなったパッシブフィルターを取り外す事にしました。
その結果、Melodium 42Bn はオリジナルに忠実な再生産モデルとなり、巨大リボンとアルニコ600による原音忠実再生は昨今のスタンダードであるネオジウム磁石のオーバーブーストした音色と比べて非常に素直な音になっています。
随所に現代のレコーディングに適したマイナーアップデートが施されています。
マイク本体、ケース、付属品は全て、フランスでハンドメイドにて生産されています。
(ケースはフランス・ジュラ地方の専門職人によって作られています)
Kerwax Studio は、オリジナルの製作者であるCharles Boutelleau, Emile Furnに最大の敬意を込めてこの素晴らしい歴史的遺産を復活させました。フレンチ・リボンマイク MELODIUM 42B はここに MELODIUM 42Bn として復活しました。
【製品仕様】
リボン:ベロシティ型
指向性:双指向
出力インピーダンス:300Ω
出力形状:キャノンコネクター XLR-3M
実寸:320x140x50 mm
重量:2.7kg