【製品概要】
音質とレベルがバリアブルに可変。
PGA 04はロードボックス機能を搭載しており、真空管アンプのスピーカーアウト・シグナルを直接入力することが可能です。(プリアンプからの信号を入力しての使用は出来ませんのでご注意ください。)
スピーカー出力に対応。スピーカー・シュミレーター機能、シグナル・スプリッター、DIボックス機能を搭載。
クリーンとフィルターは独立してレベルコントロール可能。ローとハイのヴォイシング・コントロール、ハイカットとカラーのスイッチ搭載。
ダミーロード搭載でスピーカーの接続無しでも使用可能。電源不要。
■マイキング・シミュレーターとは?
ProToolsに代表されるデジタル・レコーディングシステムの登場で、大規模なレコーディングスタジオに匹敵する音楽制作の環境がプライベートでも容易に得られるようになりました。しかしプライベートスタジオはサウンドブースが無い場合が多く、アンプをある程度の音量で鳴らす必要があるエレクトリック・ギターのレコーディングでは、エンジニアが少なからず煩雑な作業を行っているのが現状です。
作業の簡便性を求めてギター・プリアンプをコンソールにダイレクト接続した"ライン録り" やアンプ・シミュレーターを使用する方法が一般的でしたが、その音はギター本来のサウンドとは程遠いものでした。Palmer社はそれらの問題を解決するために様々なデバイスを開発し、マイキング・シュミレーターのリーディング・カンパニーとしてThe Rolling StonesやVan Halenを始めとした世界のトップミュージシャンに支持されています。
ギターアンプはエレクトリックギターのサウンドをクリエイトするための楽器として、オーディオ用HiFiアンプとは異なるコンセプトでデザインされています。ギターアンプのラインアウトやプリアンプのアウトプットは、ギター用の特性を持つパワーアンプやスピーカーに接続されるのが前提とされているため、 HiFi特性のレコーディングシステムに直接接続しても、エレクトリックギターのサウンドとはかけ離れた耳障りなサウンドしか得られません。
マイキング・シミュレーターはギターアンプのラインアウトやプリアンプのアウトプットをスピーカーからのサウンドにシミュレートするアナログフィルターです。スピーカーだけでなくマイクの特性もシミュレートすることからマイキングシミュレターと呼ばれています。
■アンプ・シミュレーターとの違いは?
アンプ・シミュレーターはギターの信号をデジタル処理してアンプのサウンドをシミュレートします。様々なアンプのサウンド・キャラクターが手軽に得られる反面、デジタル特有のサウンドの遅延や信号の強弱による音質変化が難しい等といった問題があり、ピッキングニュアンスを大切にするギタリストに大きなストレスを与えます。
マイキング・シミュレーターはアナログフィルターですから、そのような問題は皆無です。
※画像は8オームモデルになります。